フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略

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あるものをタダであげることで、別のものの需要をつくり出すことだ。

人はどうして、場合によって〈無料〉を質の低下だと考えるときと、考えないときがあるのだろうか。それは無料に対する感情が絶対的なものではなく、相対的なものだからだ。それまでお金を払っていたものが無料になると、私たちは質が落ちたと考えやすい。でも、最初から無料だったものは、質が悪いとは思わないのだ。

産業革命とはつまり、生産における重要な要素にかかるコストが大幅に落ちることです。

今日、市場に参入するもっとも破壊的な方法は、既存のビジネスモデルの経済的意味を消滅させることだ。つまり、既存ビジネスが収益源としている商品をタダにするのだ。すると、その市場の顧客はいっせいにその新規参入者のところへ押しかけるので、そこで別のモノを売りつければいい。

いくらであっても料金を請求することで、心理的障壁が生まれ、多くの人はわざわざその壁を乗り越えようとは思わない。それに対して、フリーは決断を早めて、試してみようかと思う人を増やす。フリーは直接の収入を放棄する代わりに、広く潜在的顧客を探してくれるのだ。

フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略

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全面改訂 超簡単 お金の運用術

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NISAではTOPIX連動型のETF(上場投資信託)を持ち、確定拠出年金では外国株のインデックス・ファンドを中心に持つのが、全体のリスクとして最適で、手数料コストが最小な運用になる可能性が大きい。

(1) 自分で完全に理解できていない金融商品を買わないこと。 (2) セールスマン、友人、知人いずれも他人から勧められた金融商品は買わないこと

長期金利は、本稿執筆時点で〇・八%前後まで下がっている。これが上昇に転じて、二%を窺うような水準まで来たときには、政策の方向性が変わる公算が大きい。長期金利はよく見ておこう。

解約には、儲けの場合も、損の場合もあるが、それらはしょせん過去に起きたことの結果であり、現在の判断が重要なのだ。この点を心から納得できると素晴らしい! 現時点で売買可能な価格が投資の判断の前提なのであって、自分の過去の買値は判断に関係させない方が正しいのだが、これができない人が多いのが現実だ。

PERは、より小さな倍率である方が、「利益に対して、株価が割安なのだから」、これから投資する上では好ましい。これが第一の原則だ。ただし、利益の成長率が大きいと予想できる会社の株価のPERは高くてもいい。これが第二の原則だ。

大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる (中経出版)

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限界購入金額は、1単位だけ余計にその財を購入するときにかかる総コストの増加分(=限界コスト

需要の弾力性とは、価格が1%上昇したときに需要量が何%減少するかを示したも

財をひとつ買うことで得られる満足度を金銭的な大きさに置き直したものを限界メリットといいます。

経済学の思考方法とはどんなものか。それは、「何ごとも相対的な関係性によって決まる」という考え方です。

需要の価格弾力性=需要の減少幅(%)/価格の上昇幅(%)

いつも心に余裕のある人は実践している 1日1分片付け習慣術 (SMART BOOK)

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モノをもたない」「使い終わったらもとの場所に戻す」という2つさえしっかりと実践できれば、部屋が片づいた状態はキープできるのです。

捨てる前に「いかにモノを増やさないか」を考えよう

衝動買いを助長する要素として、「空腹」「怒り」「寂しさ」「疲れ」という4つの感情があるといわれています。

モノを買うための独自の基準を設け、何かを新しく買う際にはまずその基準に従

片づけの基本は、「出す→分ける→捨てる→決める→しまう」

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら

ギャップとは、現実にあるものと、あるべきものとの乖離、あるいは誰もがそうあるべきとしているものとの乖離であり、不一致である

第一 予期せぬことの生起 第二 ギャップの存在 第三 ニーズの存在 第四 産業構造の変化 第五 人口構造の変化 第六 認識の変化 第七 新しい知識の出

企業家精神とは、すでに行っていることをより上手に行うことよりも、まったく新しいことを行うことに価値を見出すことである

イノベーションの母としてのニーズは、限定されたニーズである。漠然とした一般的なニーズではない。具体的でなければならない。それは、予期せぬ成功や失敗、ギャップと同じように企業や産業の内部に存在する。(四五頁

予期せぬ成功をマネジメントが認めないのは、人間誰しも、長く続いてきたものが正常であって、永久に続くべきものと考えるからである。自然の法則のように受け入れてきたものに反するものは、すべて異常、不健全、不健康として拒否してしまう

企業家精神とは、すでに行っていることをより上手に行うことよりも、まったく新しいことを行うことに価値を見出すことであ

この新しいものを生み出す機会となるものが変化である。イノベーションとは意識的かつ組織的に変化を探すことである

イノベーションの母としてのニーズは、限定されたニーズである。漠然とした一般的なニーズではない。具体的でなければならない。それは、予期せぬ成功や失敗、ギャップと同じように企業や産業の内部に存在する。(

第一 イノベーションを行うには、機会を分析することから始めなければならない

強みよりも弱みに目を向ける者をマネジャーに任命してはならない。できないことに気づいても、できることに目のいかない者は、やがて組織の精神を低下させる

予期せぬ成功をマネジメントが認めないのは、人間誰しも、長く続いてきたものが正常であって、永久に続くべきものと考えるからである。自然の法則のように受け入れてきたものに反するものは、すべて異常、不健全、不健康として拒否してしまう

日本の論点2016~17

日本の論点2016?17

米ドルとユーロをベースにして、カナダドルや豪ドル、ノルウェーのクローネなど、自分で将来性があると見立てた途上国を含めて五種類ぐらいに配分して外貨預金をするのがベストだ

資本主義における成長(生産)の三要素は何かといえば、労働(力)と資本と土地である

ケインズ経済学では金利を高くするとインフレを抑制する効果があるはずだが、今や金利を高くすると世界中からお金が集まってくる。ボーダレス経済ではケインズ経済学とは真逆の現象が起きるのだ

マネーサプライ金利政策が有効に機能するケインズ経済学は、一国でほとんど完結する閉鎖経済を前提にしている。今は開かれたボーダレス経済の時代であって、金利の安い国から金利の高い国へお金が流れていく円キャリー、ドルキャリーのようなことが平気で起きる

事実と事実を結び付けて、あるいは事実ではなくても自分で事実だと思っていることを結び付けて、一つの結論を得るための考え方の道筋を「論理」という

世界のどこにいっても稼げる三種の神器は「英語」「ファイナンス」「IT(ITスキルを含んだ問題解決力)」、というのが私の持論

日本の論点2016?17

日本の論点2016?17

AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書)

AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書)

現代AIのベースとなる「機械学習」とは、たとえば「言葉を聞き分ける」「写真を見分ける」といった人間の知能を、コンピュータが得意とする大規模な数値計算へと巧妙にすり替える手段である。

事後確率=(実験・測定・観測などの結果)×事前確率

スケーラビリティとは、システムに入力されるデータ量にほぼ比例して、その性能がアップするということです。従来のパターン認識技術では、データ量がある値を超えると、そこで性能がほぼ頭打ちになってしまいました。ところがディープラーニングではそれが起きないのです。つまりシステムが消化する音声や画像などのデータ量が増すほど、それらの認識精度が天井知らずに上がっていくのです。

専門家の間では、次の数年間でディープラーニングによって大きく進化する分野は「自然言語処理」と見られています。

「(造性とは)一見異なる領域に属すると見られる複数の事柄を、一つに結びつける能力を持った人から生まれる」