お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ

しかし、実はそのなかでひとつだけ、その気になれば誰でも利用できる歪みがあります。それが「社会制度的な歪み」です。そのための条件はただひとつ、自営業者(または中小企業の経営者)になって「個人」と「法人」のふたつの人格を使い分けることです。

資産とは収入の多寡によって決まるのではなく、収入と支出の差額から生み出されるものだからです。

自営業者になってみて痛感したのは、「好きなことしかやらない」と決めれば人生における面倒な問題の大半は消失する、ということです。

自分だけのニッチを見つけ、人的資本を最大化する〝スペシャル(専門)〟に特化し、会社に依存せずに市場から富を得る──知識社会に生きるとは、そういうことです。

「知識社会」では、必要な情報を的確に入手し、それを活用する知識を有しているひとは、いくらでも近道ができます。そうでなければ、ひたすら回り道をするほかありません。「知識」が価値を持つとは、そういうことです。

「金持ちはケチだ」とよくいわれますが、これは論理が逆で、「ケチだからこそ金持ちになれた」のです。