お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ
しかし、実はそのなかでひとつだけ、その気になれば誰でも利用できる歪みがあります。それが「社会制度的な歪み」です。そのための条件はただひとつ、自営業者(または中小企業の経営者)になって「個人」と「法人」のふたつの人格を使い分けることです。
資産とは収入の多寡によって決まるのではなく、収入と支出の差額から生み出されるものだからです。
自営業者になってみて痛感したのは、「好きなことしかやらない」と決めれば人生における面倒な問題の大半は消失する、ということです。
自分だけのニッチを見つけ、人的資本を最大化する〝スペシャル(専門)〟に特化し、会社に依存せずに市場から富を得る──知識社会に生きるとは、そういうことです。
「知識社会」では、必要な情報を的確に入手し、それを活用する知識を有しているひとは、いくらでも近道ができます。そうでなければ、ひたすら回り道をするほかありません。「知識」が価値を持つとは、そういうことです。
「金持ちはケチだ」とよくいわれますが、これは論理が逆で、「ケチだからこそ金持ちになれた」のです。
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/10/10
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