民王
「悪いことばかりじゃない。苦しくて逃げたいと思う時も、どこかになにか次の幸せにつながる欠片が落ちてると思う。
いまのご時世、世論なんてものはどこにもない。あるのは要求だけだ。この日本に、日本の将来を真剣に考えて投票する人間が果たしてどれだけいる?」
羮に懲りて膾を吹く
彼らが一番恐れているのは薬害が発生することじゃない。薬害訴訟裁判に負け、認可した自分の経歴に傷が付くことなんです。だから、少しでも危ないと思ったら、決して認可しない方向へ持って行く。その結果、薬害から国民を守るためのルールが、逆の弊害を生み出すようになってきたんです」
泣いて馬謖を斬れ、
- 作者: 池井戸 潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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