全面改訂 超簡単 お金の運用術

全面改訂 超簡単 お金の運用術

NISAではTOPIX連動型のETF(上場投資信託)を持ち、確定拠出年金では外国株のインデックス・ファンドを中心に持つのが、全体のリスクとして最適で、手数料コストが最小な運用になる可能性が大きい。

(1) 自分で完全に理解できていない金融商品を買わないこと。 (2) セールスマン、友人、知人いずれも他人から勧められた金融商品は買わないこと

長期金利は、本稿執筆時点で〇・八%前後まで下がっている。これが上昇に転じて、二%を窺うような水準まで来たときには、政策の方向性が変わる公算が大きい。長期金利はよく見ておこう。

解約には、儲けの場合も、損の場合もあるが、それらはしょせん過去に起きたことの結果であり、現在の判断が重要なのだ。この点を心から納得できると素晴らしい! 現時点で売買可能な価格が投資の判断の前提なのであって、自分の過去の買値は判断に関係させない方が正しいのだが、これができない人が多いのが現実だ。

PERは、より小さな倍率である方が、「利益に対して、株価が割安なのだから」、これから投資する上では好ましい。これが第一の原則だ。ただし、利益の成長率が大きいと予想できる会社の株価のPERは高くてもいい。これが第二の原則だ。